移動運用行ったつもりで(1)
2021-10-03
移動運用行くにはほど遠い体調ですが、いつか行けたらいいなあという気持ちを込めてFT-817NDの記事を書くことにしました。
---1回目---
「FT-817ND付属バッテリFNB-85(Ni-MH 9.6V、1400mAh)ほぼ連続運用時の実力は?」
ちょっとFT-817NDの歴史を・・・
~~歴史(Wikipedia)~~
2000年(平成12年)9月29日にFT-817として発売。
2001年(平成13年)にFT-817NDに改良されオプションだったバッテリーが付属品となりました。
2018年(平成30年)販売終了。後継のFT-818販売開始。
FT-817NDは販売からちょうど20年。
時代の流れと共に他社からIC-705という強敵も現れました。
しかし山岳移動する方は、今でも使用してる人が多いのではないでしょうか?
そんな歴史を持つFT-817NDですが、実は標準付属となったバッテリFNB-85を一度も使ったことがありません。
(そもそもFT-817NDを殆ど使っていない(笑))
FNB-85はNi-MHバッテリで9.6V、1400mAhで充電することで繰り返し使えることができます。
FT-817NDの使用可能電圧は 8.0~16.0V。(外部電源: 定格電圧: 13.8VDC±15%(マイナス接地))
取説には13.8V時、HI(5W)、L3(2.5W)、L2(1W)、L1(0.5W)の送信出力とあります。
但しFNB-85で運用してる場合は、送信出力は自動的にL3(2.5W)に設定されます。
前置きが長くなりました。
FNB-85の実力はどれほどか?知りたくなってデータ取り(参考)を行いました。
備忘録として結果を簡単に書きました。
<準備編>
・FNB-85を付属充電器(NC-72A)で8時間かけて満充電に。
・FT-817ND+50MHzモービルホイップ(ベランダ設置)組み合わせ。
<運用方法、結果>
(1)電源ON時の表示電圧 ・・・ 10.8V
(2)初期データ取得(送信出力、電圧降下最低値)
L3(2.5W、8.8V)、L2(1W、9.2V)、L1(0.5W、9.2V)
最初は取説記載の送信出力です。
(3)運用方法
・送信出力設定 ・・・ L3(2.5W)
・送信15秒(CQ DE 7K4BWY/QRP JCC1104 K)、 受信15秒で1:1の割合
・10分間連続運用し、都度 L3、L2、L1の送信出力と電圧降下取得
(4)結果
・運用開始から48分経過したところで無線機はOFFとなりました(直前の表示電圧7.8V)
初期データ取得・途中データ取りの時間を除けば、約1時間程度運用できると思います。
さらに他バンド状況確認や時々呼びに回るなど方法を変えれば、さらに使用時間伸びます。
時間経過と共にL3設定でも送信出力は低下していき、最後は1Wあったかな程度。
実運用には殆ど即してなく無線機にはかなり負荷をかけた使い方でしたが、
★ FNB-85(Ni-MHバッテリ、9.6V、1400mAh)、L3設定時のほぼ連続運用時実力は約1時間 ★
(実運用からかなりズレてるけど)約1時間プラスアルファ程度か~・・・
呼びに回るだけなら使えそうですが、私のスタイルには合っていません。
CQを出す運用ではかなり物足りないですね。
FNB-85を使って時間を伸ばすにはL2(1W)設定になりそうですが応答率は下がりそうです。
(参考)
定格電圧: 13.8V、HI(5W)モードで連続送信を行うと下部ダイキャスト部分の発熱が原因と思われる出力低下が発生します。5Wから3W程度まで下がります。
日曜日夕方、3.5MHzで運用しました。最初5W出ていたものの3Wぐらいまで低下。
KICさんとAJX/7(岩手県北上市)局にJクラスタにアップいただきましたが殆ど呼ばれずでした。
今後、色々工夫したいと思います。

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