移動運用行ったつもりで(2)
2021-10-05
今日はFT-817ND付属のバッテリFNB-85(NI-MH、9.6V、1400mAh)使用時のFT-817ND送信出力性能取得を試みました。実運用ではありえませんが性能把握ということであくまで参考です。<設備>
・釣り竿アンテナ+T1(ATU)+FT-817ND
・使用電源 : FNB-85(NI-MH、9.6V、1400mAh)・・・充電済み
・SWR、送信電力計測 : SX-200
<手順>
・周波数 : 7MHz帯 T1で整合をとりSWR 1.2程度
・FT-817ND電源ON(表示電圧10.5V)
・FT-817ND送信出力設定 : L3(2.5W) FNB-85使用時は自動的にL3に設定されます。
・CW信号連続入力
・入力時間、送信出力、FT-817NDに表示される電圧取得
<結果>
(1)FT-817ND電源ON時の表示電圧 : 10.5V
(2)CW信号入力直後 : 送信出力 約3W 表示電圧 8.9V
(3)1分経過 : 送信出力 2.5W 表示電圧 8.8V
(4)2分経過 : 送信出力 2.0W 表示電圧 8.7V
(5)6分経過 : 送信出力 1.5W 表示電圧 8.6V
(6)42分経過 : 送信出力 1.0W 表示電圧 7.3V
(7)FT-817ND電源OFFとなりました。
<結果からわかること> ・・・ CW信号連続入力時
・2.5W出力は1分程度
・6分で1.5Wまで低下
・1.5W ~ 1.0W低下までが36分の実力
・使用可能電圧下限は8V(仕様)だが約10%マージンあり
・CW信号を連続入力している分、送信機OFFまでの時間が短くなってます。
(前回報告では送信15秒、受信15秒 1:1で約50分)
<総評>
・実運用に沿った使い方ではないですが、L3(2.5W)出力は常時保たれている訳ではありませんので1Wまで許容できる方は約1時間の運用が可能と思われます。
・せっかく移動運用きたのに1時間では短すぎると思う方は、L2(1.0W)での運用をお勧めします。
・さらに付け加えれば平地運用では成果がほぼ期待できないので、1.9~430MHzまで運用可能なFT-817です。その特性を活用し標高の高いところから運用するのがいいかと思います。
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